養成講座の振り返りと試験対策

合格体験記

こんにちは!ちーたらのパパです。

僕も、キャリコンのママの影響を受けて、今春からキャリアコンサルタント資格の取得を目指しています。
先日、スクーリング後半戦の振り返りの記事を投稿しましたが、無事講座最終日の修了試験に合格し、晴れて国家試験の受験資格を得ることができました!

今回は、改めて、キャリアコンサルタント養成講座を振り返るとともに、今後の国家試験に向けた試験対策についてまとめてみました。

  • 第21回国家試験の受験を予定している方
  • これからキャリアコンサルタント養成講座の受講を検討している方

の参考になれば嬉しいです!

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前回までの記事

キャリコンを目指したきっかけと養成講座を申し込むまでの経緯については、こちら。

養成講座の全体像については、こちら。

スクーリングの様子・課題の一つの添削問題については、こちら。

スクーリング前半戦の振り返りについては、こちら。

スクーリング後半戦の振り返りについては、こちら。

養成講座を受講して良かったこと

自身の成長を感じられた

キャリアコンサルタントの卵として

全12回の養成講座を受講して、本当に少しではありますが、キャリアコンサルタントの卵として成長することができたのではないかと思います。

具体的には、

  • 講座の序盤では、うまくロールプレイをすることができない自分と向き合うことができずに、講師の方のフィードバックを受けても素直に受け止めきれていない自分がいました。
    ➡後半になると、もっとクライエントに語ってもらうためにはどうすれば良かったのか、ということに意識が向き、もっとクライエントの話を聴いてみたい、そのために練習したい、という心境に変化しました。
  • 講座序盤のロールプレイでは、ロールプレイ中の沈黙は避けたいという思いもあって、何とか質問を繰り出して会話を続けていました。
    ➡講座の最後のロールプレイでは「その質問にはどういう意図があるのか」を考えるあまり、次の発言が出てこなくなるという場面がありました。
    もちろん、キャリアコンサルタントとしては、カウンセリングの途中で会話が詰まるというのは良くないことです。
    でも、キャリアコンサルタントとして問いかけをする上で迷いが生じたというのは、意図性を持って関わろうという意識が芽生えてきたという意味では成長の証と言えるのではないかと、肯定的に捉えています。

一人の人間として

別の記事でも紹介した通り、養成講座では、様々なワークを通じて自分はどんな人間か(どんなことが好きで、どんな価値観を大切にしているのか)、振り返る機会があります。
こうしたワークを通じて自分でも忘れていたような学生時代のことを思い出したり、他の受講生の話を聞いて多様な人生・価値観に触れたりすることは、とても貴重な経験でした。

また、養成講座を通して行われるロールプレイでも、実際に自分が悩んでいることをキャリアコンサルタント役の受講者に話すことになります。
僕自身は、ロールプレイでキャリアコンサルタント役の方に話を聞いてもらうことを通じて、今自分が何にモヤモヤを感じているのか、内省を深めることができ、スッキリした気持ちになることもありました

仕事に子育てに忙しい日々の中では、ゆっくり自分自身のことを振り返ったり、将来のことを考えることができないまま、漫然と日々を過ごしてしまいがちですよね。
養成講座を通じて、自分自身の興味・価値観を振り返ることができたのはとても良かったと感じています

サードプレイス候補を見つけられた

僕が通学していたクラスは多いときで受講者が6名というこじんまりしたクラスでした。
年齢も経歴も様々なのですが、皆さん人当たりの良い方ばかりだったので、居心地よく過ごすことができました。
また、キャリアコンサルタントという同じ目標に向かって勉強をしているということはもちろんですが、講座を通じて、自分の今までの人生のことを赤裸々に話したり、今まさに悩んでいることを聞いてもらったりするので、自然と”仲間”という感覚が芽生えました。
そのため、講座を通じて出会った受講者の方とは、サードプレイスの一つとして、今後も交流を深めていくことができるのではないかと期待しているところです。

この点については、養成講座の中で視聴するJCDAの活動に関するビデオの中でも、有資格者の方から「JCDAがサードプレイスになっている」という発言があり、印象に残っています。
合格した暁には研究会や地方ごとの会合などキャリアコンサルタントの有資格者同士の交流の場があるそうです。個人的には、こうした場をサードプレイスの一つとして、様々なバックグランドをお持ちの方々と交流できることを楽しみにしています。

仕事・子育ての合間の息抜きになった

子育てをしていると、どうしてもお休みの日は子ども中心になってしまいますよね。
これはこれでとても大切な時間ですし、楽しい時間でもあるのですが、ときには大変に感じることもあるのではないでしょうか。僕自身、1日ちーたらと遊んでいると、夕方にはぐったりということがよくあります(笑)
こうした忙しい日々の中で、職場以外の人と、仕事に関係することだけでなく、プライベートに関することも含めて、お話する機会を持てたことは、とても有意義な時間でした。

養成講座の注意点

養成講座であって試験対策講座ではない

日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座は、試験対策講座ではないため、養成講座の中ではほとんど試験対策はありません。
ロールプレイで口頭試問(※)の練習があったり、論述試験の練習問題を1問やったりする程度で、ほんの一部しかありません。
※実技試験の面接試験で、ロールプレイの後に試験官との間で行われるやり取りのことです。

そのため、国家試験に合格するという観点では、養成講座を受ければ大丈夫というわけではないので、この点はご注意ください。

クラスの雰囲気は運次第

上述のように、僕自身は、通学クラスのメンバーに恵まれたこともあって、ストレスなく、むしろ居心地よく講座に通うことができました。
この辺りはどうしても受講するクラスの受講者や講師の方との相性という面がありますので、運次第と言わざるを得ません。

また、僕が通学していたクラスも、少人数であるがゆえに、後半になるにつれロールプレイがマンネリ化してしまうというデメリットもありました。
具体的には、どうしても、この話前に聞いたなと感じてしまうこともあり、やや緊張感に欠けるような面もあったように感じています。
また、受講者同士の距離が近くなるにつれ、キャリアコンサルタント役とクライエント役との間の信頼関係があることが前提となってしまい、キャリアコンサルタントとして重要な受容の態度を忘れてしまうという部分もありました。
以上の点で、少人数クラスにも良し悪しがあると思います。

オンラインクラスとの併用も選択肢の一つ

僕自身はすべて通学クラスで受講しましたが、今振り返ってみれば、上述のデメリットもあったことを考えると、オンラインクラスの受講も検討すべきだったかもと感じています。
いろんな方とのロールプレイを経験することは、異なる価値観を持つ人の話を聞くことができたり、様々なロールプレイのやり方を見ることができたりと、とても勉強になります。
普段と異なるオンラインクラスで、初めての人とロールプレイをするというのは緊張もするでしょうが、これもキャリアコンサルタントとしての糧になると思えば、オンラインクラス受講は選択肢の一つだと思います。

また、オンラインクラスでは、受講者同士直接会う機会がないためか、情報交換や受講者同士の交流に積極的な方が多いようです。オンラインクラスも併用していた他の受講生の方の話を聞くと、講座の休憩時間中に試験に関する情報交換があったり、オンラインの勉強会やコミュニティが立ち上がったりと、かなり積極的に動かれているようです。
この意味でもオンラインクラスにも参加してみるというのもアリだったなと感じています。

日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座では、無料の振替受講制度があり、受講者の都合に合わせて、最初に申し込んだクラス以外のクラスで講座を受けることもできます。
オンラインクラスもたくさん開講されていますので、仕事や家庭の事情などで突然受講できなかったときでも安心です。

今後の試験対策

先日、講座に参加されたラーニングサポーターの方の紹介で直近の第21回試験の合格者の方から試験勉強法をお聞きする機会がありました。
自分自身の備忘と11月受験を目指している方の参考になればと思い、これからの勉強法についても書いておきます。

学科試験対策

合格者の方に共通していたのは、過去問を重視していたこと
下記の問題集をやったという方も複数いらっしゃいましたが、こちらの書籍も結局は過去問がベースになっているので、まずは過去問を中心に取り組むのがベストだろうと考えています。
個人的にも、「資格を取得するためには、まず過去問を解いて敵を知るべし!」と考えているので、これからの2か月間、過去問を中心に対策していく予定です。

また、過去問の解説については、キャリコンスタディというサイトが秀逸だそうです(HP)。
こちらについては、直近3回分の過去問解説については無料で閲覧できるので、今のうちに第17回~第19回の過去問の解説をプリントアウトするなどしておくことをオススメします

実技試験(論述試験)対策

論述問題についても、やはり過去問を中心に取り組んでいる方が多かったです。
ただ、論述問題については、模範解答が公表されていないため、対策には苦労されたとのことでした。
インターネットや書籍などに参考回答が掲載されているので、その中から自分の考えに合ったものを抽出して対策することになりそうです。

実技試験(面接試験)対策

養成講座を修了したとはいえ、ロールプレイはまだまだできないというのが正直な感想なので、これからも練習を続けなければなりません。
僕たちのクラスでは、有難いことに、ラーニングサポーターの方がロールプレイのサポートをしてくださることになったので、有資格者の方のサポートをいただきながら引き続き練習していく予定です。
キャリアコンサルタント有資格者の先輩方は、僕たちのような受験者のサポートをすることに協力的な方が多い印象です。受講するクラスだったり、ラーニングサポーターの方の状況にもよるとは思いますが、まずは養成講座の際にお声がけしてみることをオススメます

また、ロールプレイについては、上述のキャリコンスタディというサイトで、「無料ロープレ練習ルーム」という有資格者の方がロールプレイ練習をサポートしてくれる無料のサービスが提供されていますHP)。
もちろん、日本マンパワーを始めとする各社が提供する面接試験対策講座もありますが(日本マンパワーHP)、こちらは当然有料になります。
有資格者の方のサポートが受けられないという方、それだけでは不安という方は、こうしたサービスを利用してみるというのも選択肢の一つだと思います。

参考リンク

キャリアコンサルタントの国家試験については、下記のwebサイトで、1問1答だったり、理論などの知識についてのまとめだったり、試験対策に役に立つ情報が掲載されたサイトがいくつかありますので、紹介しておきます。是非参考にしてみてください。

まとめ

以上、キャリアコンサルタント養成講座全体の振り返りと今後の試験対策についてまとめてみました。

改めて養成講座全体を振り返ってみると、今回ご紹介したように、講座を通じていろんな面で成長することができたと感じていますし、講座を受講しなければ出会わなかったであろう人とも出会うことができたので、講座を受講してよかったと感じています
講座受講から修了に至るまでの経過については、本ブログで紹介していますので、受講を迷われている方は、是非参考にしてみてください!

養成講座は終わってしまいましたが、試験対策はこれからが本番。国家試験合格に向け、受講者の方とのロールプレイ練習や学科試験対策などの勉強は続きます。
引き続き、随時、僕たちのTwitterアカウント(ID:@teamikujifufu)でも勉強の経過を発信していきたいと思いますので、よろしければこちらもフォローしてください!

特に22年11月のキャリアコンサルタント試験合格を目指している方、一緒に頑張りましょう!

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