子連れキャンパーのキャンプ場レビュー(番外編)【富士スピードウェイ/静岡県】

富士スピードウェイ キャンプ キャンプ

こんにちは!ちーたらのパパです。

先週末、珍しく民放でラリージャパンの放送がされていましたね!
僕自身はラリーに特別詳しいというわけではないのですが、車(スポーツカー)が好きで、何度かモータースポーツのレース(ラリーではないですが)を観戦したこともあるので、地上波でラリーが観戦できるなんてとちょっと興奮しました!

モータースポーツつながりで、今回は、先日、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GTが行われた際にキャンプ泊をしたときのことをご紹介したいと思います!

レース場でキャンプ!?と思われた方も多いのではないでしょうか?
なんと、富士スピードウェイでは、SUPER GTのレース開催時などのイベント時には、施設内でキャンプ泊ができるんです
僕たちも今回初めて知ったのですが、レース場の中で一夜を過ごすことができるなんてワクワクしますよね!

  • 富士スピードウェイでキャンプをする予定だけど、初めてで勝手がわからない
  • 少し変わった場所でキャンプをしてみたい

という皆さんの参考になれば嬉しいです!

【僕たちのキャンプ歴】
僕たちは、ちーたらが2歳になった頃から、キャンプを始めました。
世の中はちょうど空前のキャンプブーム!初心者ながら昨年だけで10回近くキャンプに出掛けました。
まだまだキャンプ初心者ですので、「これからキャンプをしたい!」と考えている皆さん(特にファミリーの皆さん)の役に立つ情報を提供していきたいと思います!

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Super GTとは

そもそも、SUPER GTというのは、

国内外の様々な自動車メーカーが参戦する日本最高峰のツーリングカーレース。
速さの異なる2つのクラス(GT500/GT300)の総勢43台ものマシンが同時に同じコースで決勝を争い、予測困難なバトルや駆け引きが随所で展開される。

「2022 SUPER GT Round4」公式HP

というレースです。

トヨタのスープラや86だったり、日産のGT-Rなど、市販車をベースに改造されたマシンによるレースですので、スポーツカー好きの僕としては、F1よりもSUPER GTの方が好きだったりします。
実際、僕たちは、ちーたらが生まれる前にも、一度、鈴鹿サーキットでレースを観戦したことがあるのですが、今回も、運よく仕事の関係で2022 SUPER GT Round4のチケットをいただいたので、参戦してきました!

基本情報

SUPER GTのレースでは、1日目(2022年は8月6日)に公式練習と予選が行われ、2日目(8月7日)に決勝のレースが行われるというスケジュールになっています。
そして、この予選日から決勝日にかけて、場内にある芝生エリアなどの自由観戦エリアを使って、テントや車で宿泊することが可能となっています。

さらに、レース場自体は、予選前日(8月5日)の夜19時からゲート(東ゲートのみ)が空いているため、最大で金曜日から日曜日にかけて宿泊することも可能とのことです(公式HP参照)。

  • 開場時間
    東ゲート:予選前日19:00~
    西ゲート:1日目5:30~
    ※特段チェックインの手続が必要というわけではなく、入場時に駐車料金を支払うことでキャンプ泊が可能です。
  • チェックアウト:レース終了後順次
  • 住所:〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694(Googleマップ
  • TEL:0550-78-2360(平日 9:00~17:00)
  • ネット予約:可(キャンプ泊の予約は不要ですが、レースのチケットの購入が必要です。)
  • ゴミ:燃えるゴミ・缶・ビン・ペットボトル可。

アクセスー車をどこに停めるか

富士スピードウェイのアクセスはこちら。

Google マップ

富士スピードウェイに到着したら、まず、駐車場を確保しなければなりません。ちなみに、駐車料金は2000円です。

僕たちは、レースの予選が行われる1日目の11時頃に到着。
入場後、レース場内の道路を走ると、既にたくさんのお客さんが歩道を歩いており、駐車場も既に満車のところが出始めていました
事前に他の方のレース参戦に関するブログなどを見た際にも、1日目の夜明け前からゲート前に列ができると書かれていたので、覚悟はしていたのですが、甘かったです…。

僕たちは、事前に調べた情報を頼りに、パナソニックコーナーとよばれているコーナー付近の自由観戦エリアに当たりをつけていました。
そこで、まずはパナソニックコーナーに一番近いP15の駐車場を目指して行ったのですが、いざ行ってみると、事前に予約して指定駐車券(5500円)を購入することが必要なエリアでした。
よく見ると、公式HPにも指定駐車券が必要と書いてあったので、完全に見落としていました…。過去に参戦した方のブログでは、P15は指定駐車券のいらない一般駐車場と紹介されていたように思ったのですが、変更になったのかもしれないですね。
いずれにせよ、どの駐車場に車を停めるかは、事前にチェックしておきましょう

結局、僕たちは、パナソニックコーナーから少し離れた5番駐車場に駐車しました。
当たり前のことですが、観戦エリアに近かったり駐車場からレースを観戦することができる駐車場は指定駐車券が必要ですし、指定駐車券が不要の駐車場も、良い場所から先に埋まってしまうので、良い場所を確保しようと思うと、かなり早い時間に到着しなければならないみたいですね…。

ちなみに、レース場内は、レースが行われている時間中、時計回りの一方通行になっています
一般駐車券のみで参戦される方は、事前にキャンプ泊をする予定の場所とそこから近い駐車場に目星をつけておいて、西ゲートあるいは東ゲートのいずれかから入ることをオススメします

サイト情報

どこでキャンプができるのか

レース場でキャンプができるといっても、一体どこでキャンプができるのか。僕たちも当日レース場に向かうまでは不安でいっぱいでした。

公式HPによると、テント泊ができる場所については、レース場内の芝生エリアなどの自由観戦エリアの空いているスペースであれば、どこでもテントを張ってよいというスタンスのようです(公式HP内FAQ参照)。
実際、レース当日に場内を散策したときも、レース場内の道路とコースとの間を遮るフェンスの間のとても狭いスペースにテントを張っている方もいましたし、駐車場の端っこのスペースにテントを張っている方などもいて、皆さん思い思いのスタイルでキャンプを楽しんでいて、なかなか面白かったです。

サイトに余裕はあるのか

前述の通り、富士スピードウェイでのキャンプのことを調べて、1日目の夜明け前から行列ができるというブログ記事を見てしまった僕たち。
当日は、ひょっとして混雑していて思うようにテントが張れないのではないか、最悪の場合、車中泊をすることになるのではないかと、不安なままレース場に向かいました。

実際、レース場に到着してみると、レース場だけあって敷地がとっても広いですし、コースの中の複数のコーナー付近には芝生になっている自由観戦エリアがたくさんあるので、テントを張るスペースにも十分余裕がありました
なので、SUPER GTのような人気イベントのときでも、「テントを張るスペースがない!」なんていう事態になることはないと思います。

こちらの写真は、僕たちがテントを張った場所から撮影したものです(パナソニックコーナーから南方向を撮影)。
写真中央の辺りがトイレや場内バスの停留所がある付近で平坦な場所になっているため、テントが密集していますが、少し離れるとテントを張っている人もまばらになっていましたので、スペースには十分余裕があります。

ちーたらん家の場合:パナソニックコーナー付近に宿泊

僕たちは、先ほども述べたように、パナソニックコーナーとよばれているコーナー付近の自由観戦エリアに当たりをつけていたので、このエリアでテントを張ることにしました。

僕たちは11時ごろにレース場に到着しましたが、問題なくテントを張ることができました。
広さだけでいうと、周囲にテントを張っている方がいなければ、特に制限があるわけではないので、かなり広々利用できるのではないかと思います。
ただ、パナソニックコーナー付近はやや勾配がある場所で、お昼前後の時間帯には、条件の良い場所(場内バスの停留所から近く、平坦で、水場も近い)はびっしり埋まっており、坂を少し上った場所しか空いていなかったので、設営と荷物の移動には苦労しました

また、僕たちが最初に駐車した第7駐車場からパナソニックコーナーまでは少し離れていたので、この点でも、設営には苦労しました。
最初、駐車場から設営場所まで、カートを使って荷物を運ぼうとしたのですが、歩くと20分くらいある上、勾配のある道だったので、かなりきつかったです。
何か良い方法がないかと考えた末、パナソニックコーナー近くの西ゲートに一時的に車を停めさせてもらい、荷物を運ばせてもらうことで事なきを得ました。
西ゲートは本来車を停めるスペースではないのですが、広いスペースがあり、何台か車が止まっていたので、ダメ元でスタッフの方に荷物を運ぶために一時的に車を停めていいか聞いてみると、いいですよというお返事!
おかげさまで、スムーズに荷物を運び出し、設営を始めることができました。
※駐車スペースではありませんので、車を停めてよいかどうかは、スタッフの方などに確認してください。

ただ、荷物を運び出すために、一度駐車場から車を出したので、その間に駐車場が埋まってしまい、さらに設営場所から遠い第5駐車場に車を停める羽目になってしまいました。
それでもレース場内はシャトルバスが走っており、体一つで移動する分にはそこまで大変ではないので、先に荷物を下ろしてしまう方が良いと思います

設備情報

水回り

トイレは、レース場というレジャー施設のトイレですので、とても綺麗です。夜中も電気がついていて明るいですし、ウォシュレットも設置されているので、快適です。

洗い場については、普段から設置されているのか不明ですが、キャンプ泊をした日は、シンクが設置されていました。こちらも綺麗でしたし、蛇口も複数あり便利です。

お風呂

残念ながらレース場内にはお風呂やシャワーはありません。

車で15分ほどのところに「あしがら温泉」という日帰り温泉施設があるので、そちらを利用するのがオススメです
僕たちも、2日目の帰りに利用しましたが、天気の良い日は富士山を望むことができるという好立地ですので、日帰り温泉としても良いところでした。

Google マップ

但し、キャンプ泊時(1日目の夜中)にこちらの日帰り温泉を利用する際は、時間にご注意ください!
SUPER GTの場合、予選日の駐車券の効力は1日目の21時となっているため、1日目の21時以降にレース場に再入場する場合、追加で決勝日分の駐車場料金(2000円)が必要になります
ちょっとの時間差で2日分の駐車料金が掛かってしまうのはもったいないので、予選日から参戦して、レース場の外で食事をしたり、お風呂に行ったりすることを予定されている方は、時間にご注意ください!

ゴミ

ゴミについても、おそらくキャンプ泊ができるイベント時限定だと思うのですが、燃えるゴミ・缶・ペットボトルのゴミ箱だけでなく、消し炭用の捨て場もありました。

僕たちは、通常のキャンプ場のように炭や薪を使っていいのかわからなかったのと、当日荷物を減らすために、ガスコンロのみ持参したのですが、これだけ設備が充実していれば、通常のキャンプ場のようにキャンプ飯を作ることもできそうです。
実際、他のテント泊の方々は、炭火でBBQをしたり、焚き火を囲んでいる方がたくさんいました。

なお、火気使用については、公式HPにも、注意事項が記載されていましたので、当日、火気を使用する予定の方は、こちらもご覧ください。

レース当日の過ごし方

なんといってもレース観戦!

SUPER GTのレースでは、1日目にSUPER GTの公式練習と予選が、2日日に決勝レースが行われます。

それ以外にも、SUPER GTのレースの合間に、様々なレースが行われています。
毎年同じなのかわかりませんが、2022年は、「ポルシェ カレラ カップ ジャパン」というレースなども同時に開催されていましたので、1日中、何かしらのレースが行われているというような状況でした。

SUPER GTというモータースポーツのイベントですので、言うまでもないことではありますが、まずは、レースを観戦して楽しみましょう!
あまりモータースポーツに興味がないという方も、市販車がベースとなっている車によるレースのため、見たことのある車が走行しているということもあると思いますし、何より現地で観戦するとエンジンの音が迫力満点なので、十分楽しめると思います!

イベントや展示を楽しむ

コースのスタート/ゴール地点となるグランドスタンドでは、レース期間中、様々なイベントや展示が行われています。
イベントについては、例えば、

  • ピットウォーク(3300円)
    マシンを整備するピットに下り、ドライバーやマシンを間近で見ることができる。
  • キッズカート
    小学生向けに設計されたカートで走行体験をすることができる。保護者同伴。

など、子どもでも楽しめるイベントがいくつも開催されています

展示については、各自動車メーカーがレース仕様に改造した車であったり、市販車そのものを展示しており、メーカーによっては、実際に車に触ったり乗ってみることもできます。
個人的には、レース仕様のマシンを間近で見られるのももちろん面白かったのですが、アウディやBMWのブースで普段間近で見ることができないハイグレードの市販車が展示されていたのにテンションが上がりました。こういう車は見たいと思っても、ディーラーに入る勇気はないので(笑)、こういう機会は貴重です。

また、子どもにとって楽しいのは、自動車メーカーのブースで各チームを応援するためのフラッグなどのノベルティがもらえたり、それ以外にもグッズを取り扱っているブースがたくさんあること。トミカなどのグッズを扱っているブースもあったので、親としては、予想外の出費とならないように気を付けたいところです(笑)

要注意ポイント

場内の移動はちょっと大変

先ほども述べたように、レース場というだけあって、施設自体はかなり広いです。
場内をシャトルバスが走っているので、レースを観戦したり、イベントに参加するために移動する分には問題ないのですが、キャンプ道具を持って移動するのは、かなり大変だと感じました。
気にせずシャトルバスを利用すれば良いのかもしれませんが、レース観戦のために移動されている方がほとんどなので、キャンプ用品をどかどか持って乗車するのは少しはばかれます…。

対策としては、できるだけ早い時間に会場入りして良い場所を確保するか、あるいは、テントはあくまで宿泊するための場所と考えて駐車場近くの空きスペースに設営し、そこを拠点としてレース観戦に向かうというのもアリかなと思います。

エンジン音は予想以上に大きい

前述したように、モータースポーツですので、レースが行われているときの車のエンジン音は、非常に大きいです。しかも、1日のうち多くの時間でレースが行われているので、長い間エンジン音が鳴り響いているような状況です。
これがSUPER GTの醍醐味でもあるのですが、僕たちのように小さい子ども連れで参戦する場合は、お子さんがびっくりしてしまったり、最悪の場合、耳を痛めてしまうということもあるかもしれません。

とはいえ、ちーたらと同じくらいの年恰好のお子さんやちーたらより小さいお子さんもたくさん参加されていましたし、心配な場合は、場内に騒音防止のイヤーマフも売っているので、そこまで神経質になる必要はないかなと思います。

場内はにぎやか

富士スピードウェイの場内でキャンプ泊ができるのは、SUPER GTなどのレースがあるときに限られています。
特にSUPER GTは、国内のモータースポーツの中でも人気のあるイベントですので、僕のような車が好きという程度のにわかファンではなく、モータースポーツを趣味にされている方が多数参加されています。当たり前ですが、むしろ後者が多数派だと思います。

そのため、純粋にキャンプを楽しみに来ているわけではなく、レースを楽しむためにキャンプをしている方が多いということもあって、通常のキャンプ場と比べると、比較的にぎやかになってしまいがちなのかなと感じました

僕たちが参戦したときも、すぐ隣にモータースポーツファンと思しき方たちのグループがテント泊をされていました。特に、一部の方は当日の予選だったり、過去のレースの名場面などについて熱く語っている様子でしたので、かなり熱狂的なファンなんだろうなと思います。
こうした方たちにとっては、年に数回のSUPER GTというイベントに、泊りがけで参加しているのですから、勢い、お酒が進み、夜遅くまで盛り上がってしまうというのも、ある程度仕方ないのかなと思います。

今回がたまたまだとは思うのですが、通常のキャンプ場とは違って、ちょっとしたお祭り気分で盛り上がっている方も(一部)いると思っておくくらいがいいのかなと思いました。

まとめ

以上富士スピードウェイでのキャンプの紹介記事でした!

振り返ってみると、通常のキャンプ場とは違いますので、特にオートキャンプ場を中心にキャンプをしてきた僕たちにとっては不便な部分もありましたが、「テントから少し歩けばレースを見ることができる」、何よりも「レース場内に泊まることができる」というのはとっても特別な経験でした

今回の記事を読んでSUPER GTや富士スピードウェイでのキャンプに関心を持たれた方、ぜひ一度レースに参戦してみてください!いつもと違った雰囲気でのキャンプが楽しめること間違いなしですよ!

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