こんにちは!ちーたらのママです。
先日、日本マンパワーさんのキャリアコンサルタント養成講座で有資格者のゲストスピーカーとしてお話してきました。
そこで今日はキャリアコンサルタント、通称キャリコン資格の活かし方についてお話したいと思います。
国家資格キャリアコンサルタントとは?
キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルタントの名称を用いて、キャリアコンサルティングを行うことを業とする人のことを指します(職業能力開発促進法 第30条の3)。
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます(職業能力開発促進法 第2条第5項)。
元々は民間資格でしたが、平成28年4月より国家資格となり、キャリアコンサルタントは登録制の名称独占資格とされています。
そんなキャリアコンサルタントは、人々の価値観や働き方が多様化するなかで、個々人のキャリア形成を支援する資格として注目を集めており、現在65,683名の方が国家資格キャリアコンサルタントとして登録されています(令和5年1月末時点)
私がキャリアコンサルタントを取得した経緯等についてはこちらの記事をご参照ください☆
キャリアコンサルタントは役に立たない?
私は2021年の試験で合格し、キャリアコンサルタント資格を取得しました。
キャリアコンサルタントの資格については、インターネットなどで役に立たないという否定的な意見を目にすることもちらほらあり、キャリアコンサルタントの一人として、残念に感じています。
私個人としては、現在メーカーの人事の仕事に携わっていることもあって、キャリアコンサルタントの資格は、今の仕事に大いに役に立っていると感じています!
また、キャリアコンサルタントで学ぶ理論や技能というのは、”人とどう関わるか”に関係するものですので、人事の仕事だけでなく、人事以外のあらゆる仕事、さらにはプライベートでも大いに活かすことができる資格だと感じています。
そこで、以下では、キャリアコンサルタント資格の活かし方について、①仕事と②プライベートのそれぞれの側面から、私の実体験も踏まえてご紹介したいと思います!
①仕事での活かし方
私は、現在、メーカーの人事、特に採用と人材育成を担当していますが、キャリアコンサルタントの資格が大いに役立っていると感じています。
(1)採用での候補者理解力がアップ!候補者の志望度もアップ!
現在人手不足から、採用活動に力をいれている企業も多いのではないでしょうか。
そんな状況だとついやってしまいがちなのが、経験やスキルといった外面だけで候補者を判断すること。
もちろん、募集する職務に必要なスキルを備えていることは重要ですが、採用後にその方の個性を活かし、活躍していただくためには、一人ひとりのパーソナリティを理解しておくことが何より重要です。
そんなときにキャリアコンサルタントとしての関わり方は非常に役に立ちます。
例えば、一つの経験からその方が何を考え行動したのかを聞いてみる。さらに深堀をしていくと、その考え方がこれまでの人生のどのような過程で身についたものなのかを知ることができる。
そうした積み重ねで、その方がどのような価値観を大事にしている方なのかを知ることができます。
またVUCAと呼ばれる時代にあって、各企業には技術力だけでなく、その企業が何を大事にしているのかを世の中に発信し、他社との差別化を図ることがより重要になってきています。
そのようななかで、企業が大事にしたいことと候補者が大事にしたいことが合致しているかどうかをみることができるこのような面接スタイルは双方にとって満足度が高くなると考えています。
実際、私は年間100回ほど中途採用の面接に入っていますが、採用依頼部署からも「ちーたらのママさんになって、面接の精度があがった。候補者の方をよく知ることができる」との嬉しい言葉をいただいています。
また候補者の方からは入社後に「こんなに自分と向き合ってくれた企業は初めてだったので、入社を決めました」と言っていただくことが多く、採用担当としてこんなに嬉しいことはないと日々感じているところです。
(2)キャリア研修を内製化できる
昨今、自律型人材育成の観点から、キャリア研修を導入する企業が増えています。
従業員視点では、自分にとってのキャリアを考え、そのために必要なスキル等を洗い出し、自発的な学びにつなげたり、働き方や生き方を考える。
企業側も長く会社で活躍していただくために、一人ひとりの志向を理解したうえで、コミュニケーションを取ったり、育成につなげるというのがおおよそ各社に共通する狙いです。
社内でこうしたキャリア研修を受けたことがある方もいるかと思いますが、この研修外注すると結構な値段がかかります(相場感としては2日間で80万~100万)。
また外注した場合、当然ながら講師は外部の方になりますが、社内事情等を理解していない講師だと、「自分たちがどんな環境で働いているのかも理解していないくせに…」と受講者側が白けてしまう可能性があります。
キャリアコンサルタントの資格があれば、学んだキャリアに関する理論や関わり方を通して、キャリア研修を内製化することができます。
実際に私は所属している会社にキャリア研修を導入し、自らが企画、講師を務めています。
これまでキャリアについて考えたこともなかったので様々な気づきがあったという声や、前向きに仕事に取り組めるようになったとの意見をいただいています。
ただし研修を内製化するうえで注意することがあります。それは人事権を持つ方が研修を担当しないということです。
研修で知りえた情報をもとに、勝手に異動を決めてしまったり、評価をつけてしまっては、従業員の方が本心でキャリアを描くことができません。
またキャリアコンサルタントには守秘義務がありますから、こうした倫理規程にも違反してしまいます。
従業員一人ひとりがキャリアを描く支援をする、そんなスタンスで研修を内製化されると良いかと思います。
②プライベートでの活かし方
これまで仕事での活かし方を紹介しましたが、キャリアコンサルタントとして学ぶ”人との関わり方”はプライベートでも大いに役立ちます。
(1)子どもとの関係が良好になる
そんな中で特に役立っていると感じるのが子どもとの関わり方です。これは多くのキャリコン仲間も言っています。
普段子育てをするなかで、親が上、子が下という上下の関係で捉えてしまいがちですが、キャリアコンサルタントとして有しているコミュニケーションスタンス(受容・共感・一致)を心掛けていると、自然と子どもを一人の人として対等な関係で接することができます。
(2)夫婦関係も良好になる
また我が家では私がキャリアコンサルタントを取得したのち、家庭でも、パパにもこうしたコミュニケーションスタイルが素晴らしいという話をしていました。
そうしたところ、パパも共感してくれた上、2022年にはキャリアコンサルタントも取得し、今では、夫婦揃ってキャリアコンサルタントとして活動しています。
元々夫婦で対話することを大事にしていましたが、2人がキャリアコンサルタント資格を取得したことで、より対話の時間が増えたとともに、相手は何を思っているかを理解しようとする姿勢が強くなったように感じています。
その他にもキャリコン資格を取ってよかったことをこちらの記事にまとめています☆
まとめ
以上、キャリアコンサルタント資格の活かし方について、私の実体験も踏まえご紹介しました。
日本マンパワーの回し者ではないですが(笑)、既に今年の11月の国家試験合格を目指すクラス(3月開講クラス)の募集が始まっており、満席のクラスも出始めているようですので、今回の記事をご覧いただいてご興味を持っていただいた方は、是非一度、講座説明会に参加してみてはいかがですか?
日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座の詳細については、公式HPをご覧ください。
また、日本マンパワーのキャリアコンサルタント養成講座の具体的な内容については、パパが紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください。
今回の記事が皆さんのキャリアを考える上での一助になれば嬉しいです!
私たち自身のこと、キャリアコンサルタントに関することについては、こちらの記事もご覧ください!
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