おはようございます!ちーたらのママです。
まだ新米キャリアコンサルタントの私ですが、キャリアコンサルタント有資格者の方とお話する中で、違和感を感じることが度々あります。その内容がコミュニケーション、特にチーム育児におけるコミュニケーションと、通ずるところがあるなと思ったので今日はその話をしたいと思います。
キャリコンモード?
有資格者の方とお話するなかで、よくこんな話を耳にします。
家や友人の前ではキャリアコンサルタントとして振る舞えない
仕事としてのキャリアコンサルタントはできるが、家族の話は聴けない
有資格者とはいえ一人の人間ですから、家族や友人に対しては甘えが出てしまい、傾聴や共感がおろそかになってしまう気持ちもわかります。おそらくこうした事態を防ぐために、キャリアコンサルタント倫理綱領(キャリアコンサルタントがプロとして守るべきルールのことです)においても多重関係は禁止されており、キャリアコンサルタントとクライエント(相談者)がキャリアコンサルティング以外の個人的な関係を持ってはいけないとされているのだろうと思います。
でも、それと家族や友人の話を聴けないということは同じではないように私自身は感じています。相手が誰であっても、好意的関心を持つという、キャリアコンサルタント的な視点で関わることはできるのではないでしょうか。
もしそれができないとすれば、「キャリアコンサルタントは〜であるべき」「〜でなければ」に縛られているのかもしれません。”キャリコンモード”という言葉を使う方もいますが、それがキャリアコンサルタントという資格に求められている姿であるのか、個人的には違和感を感じているところです。
仕事ではできるけど・・・
そして、この違和感はキャリアコンサルタントに限らず、「仕事では同僚とうまくコミュニケーションをとれるけど、夫や家族にはイライラしっぱなし」といった話にもつながるのではないかと考えています。
互いを尊重し、思いやりの気持ちを持つというコミュニケーションの本質からすると、相手が同僚であっても家族であっても、大きな違いはないはずです。
家族は信頼できるからこそ、色んな面を見せることもあるかもしれませんが、それと相手をぞんざいに扱う(尊重しない)ということは同義ではないと考えています。たとえ家族や夫婦であっても、別の人間である以上、100%考えが合致しているということはないと思いますし、”わかったつもり”にならず日々互いの考えを言語化し共有することが必要ではないでしょうか。
チーム育児においては、まさにそこが重要なポイントだと考えています。コミュニケーションというものは、面倒で手間のかかるものかもしれませんが、だからこそコミュニケーションは人間が生きていくうえで大切なものだと思うのです。
仕事モードや仕事と家庭を使い分ける、という話については「人は自分の価値観を職業生活を通して実現しようとする」という興味深い理論があります。この理論については、別の機会にご紹介したいと思います。
夫婦のコミュニケーションに関する本
ちょうど今、僕も夫婦のコミュニケーションに関する本を読んでいたので、紹介したいと思います!
こちらの本は、『察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方』や『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』などコミュニケーションに関する著書を多数出版されている五百田達成さんの著書です。
この本においても、”夫婦は結局、他人”、”大人同士、きちんと他人として敬い、気遣うことが大事”ということを大原則として、夫婦のコミュニケーションを円滑にするための様々な方法が紹介されていて参考になります。
まとめ
以上、キャリアコンサルタント有資格者との会話の中で違和感を感じた出来事から、コミュニケーションについて感じたことをお話しました。
今回の話に共通するのは、”相手を尊重しながら、自分らしく振舞う”ということではないかと思っています。
まず、キャリアコンサルタントについては「こうあるべき」に縛られず、キャリアコンサルタント一人ひとりが個性や自分らしさを大事にしながら、クライエントに向き合うことが必要だと考えています。
そしてコミュニケーションにおいては、無理に相手に合わせたり、合わせてくれない相手にイライラするのではなく、相手を尊重しながらも、自分らしく接することが大切なのではないかと思っています。
コミュニケーションの手段が多様化している今日だからこそ、コミュニケーションとは何か?を一人一人が考え、日々相手と接することが大切なのではないでしょうか。
私たち自身のこと、私たちの実践しているチーム育児のことについては、こちらの記事もご覧ください!
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