【2022年】トーマス号に乗ってきた!

2022年大井川鉄道トーマス号 お出かけ

こんにちは!ちーたらのパパです。

蒸気機関車を始めとする乗り物たちが活躍するアニメ「きかんしゃトーマス」。子育て中の方なら、一度は見たことがあるのではないかと思います。
そんなきかんしゃトーマスですが、静岡県内で実物のトーマス号に乗ることができるんです

今回は、先日僕たちがトーマス号に乗車した体験記をお送りしたいと思います。

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きかんしゃトーマス号とは?

きかんしゃトーマス号は、静岡県の島田市にある大井川鉄道という鉄道会社が2014年から運行していて、大井川鉄道の新金谷駅から千頭駅までの約37.2kmの区間を走ります
常時運行しているわけではないのですが、毎年、1年のうち一定期間開催されています。
今年は、4月29日(金・祝)から9月25日(日)までの期間、週末や長期休暇などのお休みの日を中心に運行されています。
詳しい運行スケジュールは、公式HPをご覧ください。

トーマス号は、やはりとても人気のあるイベントですので、チケットは抽選になっています。僕たちも静岡県に引っ越してきてから何度かチャレンジしていますが、長期休暇のときなどはなかなか当たりません。昨年末に開催されていたときは、第3希望まで申し込みましたが、外れてしまいました…。
ホテル付の宿泊プランなどは比較的空きがあるようですので、「どうしてもトーマス号に乗りたい!」という方は、こちらを検討してみても良いかもしれません。その分お値段が張りますが…。

乗車までの過ごし方

運行時間とアクセス

運行時間

トーマス号の運行日には、往路の千頭行きの便復路の新金谷行きの便がありますが、それぞれの運行時間は次の通りです。

  • 往路:新金谷10:38発 → 千頭11:54着
  • 復路:千頭14:10発 → 新金谷15:27着

今回は、千頭駅で開催されているトーマスフェア(後述)にも参加する予定でしたので、トーマスフェアでいっぱい遊べるように往路に乗車しました。

アクセス

今回、僕たちは車で新金谷駅へ向かいました。
新金谷駅の方は、トーマス号利用者向けにかなり広い駐車場がありますし、満車の場合、臨時の駐車場に停めることもできるそうなので、駐車できないということはないと思います。駐車場料金は、1000円でした。
これに対して、千頭駅の方は、公式HP上に駐車可能台数に限りがあるとの注意書きが記載されていますし、実際車で千頭駅に行った時の経験からも、駐車できない可能性は高いと思いますので、車で千頭駅へ行かれる予定の方はご注意ください。

電車の場合、JR金谷駅から大井川鉄道の金谷駅に乗り換え、新金谷駅で下車することになります。
遠方から新幹線で来られる場合は、静岡駅又は掛川駅でJR線に乗り換えた後、大井川鉄道に乗り換えることになりますので、ちょっと不便かなと思います。
今回、周りのお客さんにはバスツアーと思しきシールを貼られた方もたくさん見ましたので、ツアーやレンタカーを利用するのが便利かもしれませんね。

チケットと記念品を交換

まずは、プラザロコ内の窓口でチケットを交換します。
今回はローソンチケットで申し込んだのですが、既にチケットに座席番号が記載されているため交換不要とのことでした。
ちなみに、後で紹介する寸又峡温泉などに足を伸ばす場合は、大井川周遊きっぷがお得だと思います。必要な方はこちら又は千頭駅で購入しておきましょう。

その後、同じくプラザロコ内でトーマス号乗車記念品をゲットしました。
記念品は、きかんしゃトーマスのキャラクター(パーシーとフリン)が描かれたプラスチック製のコップ。ちーたらも気に入ったようで、家に帰るなり早速使い始めていました。

プラザロコ内を物色

乗車までまだ時間があったので、プラザロコ内を物色。
プラザロコ内には、古い電車の展示があったり、お土産物やお弁当などを売っているショップがあります。ショップにはトーマス関連のグッズがたくさん売っていて、中には新金谷駅限定のグッズもあります。
また、建物の一角にはゲームコーナーがあって、トーマスの遊具(ショッピングモールや遊園地などにあるやつです)が設置されています。
至る所にトーマス号へのワクワク感を高める仕掛けがあるので、トーマス好きのお子さん連れのファミリーはやり過ごすのが大変だと思います(笑)
ちーたらはというと、今はトーマスよりプリキュアに夢中なので、あまり関心を示さず。一安心。

整備工場の見学

トーマス号の運行期間中、千頭駅ではトーマスフェアが開催されており、様々な展示やイベントが行われているのですが、新金谷駅の方でも整備工場の見学などができます。ただ、別途、入場料500円が掛かりますので、今回は見送りました。
パンフレットによると、出発前にトーマス号が整備されている様子やバスのバーティー・特殊消防車のフリンの展示が見られるそうです。

10時10分頃:トーマス号入庫

10時10分頃、トーマス号が整備工場から駅の方へ移動してきます。
駅に隣接した小さな公園(SLみにぱーく)から、シュッシュッという蒸気機関の音を立て、煙突から煙を上げながら走るトーマス号の姿を間近に見ることができるので、子どもたちは大興奮(親たちも)。みんな線路横の柵にかじりつくようにしてトーマス号を見ていました。

10時20分頃:トーマス号乗車

10時20分頃、ようやく駅構内へ。
トーマス号と並んで写真を撮ろうと意気込んでいたのに、さっさと先に行ってしまうちーたら…。
とにかく今はトーマス号に乗りたかった(というか持参していたジュースを飲みたかった)みたいです…(笑)無念。
駅構内では実物のトーマスをすぐ横で見ることができるので、他のご家族の皆さんは当然トーマスと並んで写真を撮っています。混みあいますが、当にすぐ近くでトーマス号を見ることができるので、是非たくさん写真を撮りましょう!

遠くからトーマス号を眺めるちーたら

客車の中もトーマス仕様になっています。座席のカバーにトーマスとゴードンが描かれていたり、トーマスのキャラクターが描かれたフラッグが飾り付けられており、気分を盛り上げてくれます。

あと、乗り物好きの僕(ママも)としては、レトロな客車も魅力の一つです。座席番号のプレートだったり、天井でゆっくり回る扇風機だったり、全てに味があって何だか落ち着きます。

どこか懐かしい座席案内のプレート

10時38分:新金谷駅出発

定刻の10時38分になると、蒸気機関のシュッシュッという音とともに出発。
出発の際にはトーマスの声のアナウンスが入ります。道中も、何度かトーマスの声のアナウンスが入るので、トーマス好きのお子さんにはたまらないですね。

バスのバーティと並走

トーマス号の運行日には、バスのバーティのツアーも同時に開催されています。大井川鉄道の線路沿いに道路が走っている区間もあるので、時折、トーマス号と並走するバーティの姿を見ることができます
なかなか気づかないのですが、どこからか「あ、バーティだ!」という声が聞こえてくるので、その声を頼りに見つけられました。子どもの集中力には驚かされますね。

車窓から見える景色がとても綺麗

トーマス号が走る大井川鉄道の線路は、大井川沿いに走っているため、道中、車窓からとても綺麗な景色が見られます。
個人的には、この大井川鉄道の電車から見える景色がとても好きで、何度乗ってもまた来たいなと思わされます。実際、この景色に魅了され、かれこれ3、4回はトーマス号に乗ったり、寸又峡温泉に行くなどの機会に大井川鉄道を利用しています。
雄大な山と川、広い空、綺麗に整えられた茶畑など、トーマス号に乗るのもとても楽しいのですが、車窓からの景色も一見の価値ありです!

また、やっぱり多くの世代に人気のあるトーマス、走っているトーマス号を線路のそばで見ることを目当てに来ている人もたくさんいらっしゃるので、道中、沿線で手を振ってくれる人がいっぱいいます
中でも面白いのは、「川根温泉笹間渡」という駅の近くです。そこには「川根温泉ふれあいの泉」という日帰り温泉があるのですが、そこの露天風呂から手を振ってくれる人もたくさんいます(男女問わずです(笑))。
僕たちも温泉の中からトーマスを見たことがありますが、裸であることにかまわず手を振りたくなる気持ちはよくわかります。遠くからシュッシュッという蒸気機関の音が聞こえ、少しずつトーマス号の顔が見えてくるのがとてもワクワクするんですよね。
トーマス号に乗った日に温泉に入ってトーマス号を見るというのは時間的に難しいかもしれませんが、温泉自体もトロトロの泉質で気持ちいいので、オススメです!

11時54分:千頭駅到着

1時間ちょっとかけて終点の千頭駅に到着です。
結構長い時間トーマス号に乗り続けることになりますし、トーマス号に乗っている間はトーマス号を見ることができるわけではないので、子どもには少し退屈かもしれません。ちーたらも終盤は飽きてきていました。10時38分の便だとちょうどお昼ご飯の時間と重なりますし、お弁当を食べたりして時間を過ごすのがいいかなと思います。

トーマスフェア

千頭駅では、トーマス号の運行期間中の運行日に「トーマスフェア」が開催されています。
会場内では、

  • トーマス号の転車
    :トーマス号が転車台の上で方向転換する様子が見られます。
  • ヒロとパーシーの運転台見学
  • ラスティの遊覧貨車(1回300円)
  • ウィンストンのレールライド(1回300円。1~3名まで乗車可)
    :ウィンストン(トロッコ)に乗りペダルを漕いで線路を走るアトラクションです。
  • ミニSL

などの展示やイベントが盛りだくさんです。こちらも別途、入場料500円(小学生以上)がかかりますが、とても楽しめました!
中でも一番よかったのは、トーマス・ジェームス・ヒロ・パーシーの4台が並んだ写真を撮れること
駅構内からでも見ることはできるのですが、フェア会場内では目の前で写真を撮ることができるのでオススメです!
ただ、ちーたらはそこまで興味がなかったよう…。会場に来ていた子連れファミリーと写真を撮りあいっこしましょうということになり、僕が先に写真を撮ったのですが、交替するタイミングで別のところに行こうとする始末でした(笑)何とか写真を撮ってもらったので、僕的には大満足ですが…子ども心は難しいですね。

少し離れて左にパーシーが展示されています

ちーたらが一番気に入ったのは、トーマス号のミニSL。比較的空いていて並んでいるお客さんが少なかったこともあって、何度も何度も乗っては並びを繰り返していました(笑)

トーマスフェアの詳細は、公式HPもご覧ください。

帰りは普通電車で

ひとしきり遊んだ後、再び、大井川鉄道で新金谷駅へ。
この日はトーマス号の運行日のため臨時急行が出ていたので、ちょうどいい時間の電車がありましたが、基本的には電車の本数は少ない(1時間に1本あるかないかのレベルです)ので、電車で新金谷駅・金谷駅方面に向かう方は注意してください。

おまけ~南アルプスあぷとラインと寸又峡温泉

ここからはトーマス号とは直接関係ありませんが、トーマス号の終着駅千頭駅周辺のオススメスポットを紹介したいと思います!

南アルプスあぷとライン

千頭駅のさらに先に、日本で唯一のアプト式列車の走る「南アルプスあぷとライン」という区間があります。
アプト式列車という言葉はあまりなじみがないと思いますが、大井川鉄道のHPによると、

カール・ロマン・アプトさんが発明した、急勾配を上るための鉄道システム(ラック式鉄道)の一種です。ラック式鉄道は1869年頃からスイス・アメリカで実用されはじめ、世界に広まり、今ではスイスの観光鉄道が世界的にも有名です。現在日本でこのアプト式列車に乗ることができるのは、大井川鐵道の南アルプスあぷとラインだけです。アプト式機関車には「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて坂道を上り下りします。

大井川鐡道HP

とのことです。
なぜ、このような独特な形式の機関車が採用されているかについても、大井川鉄道のHPによれば、

“アプトいちしろ駅”〜“長島ダム駅”間は、日本の鉄道路線で最も急な区間となっています。この坂を上り下りするため、アプトいちしろ駅と長島ダム駅で 列車にアプト式電気機関車を連結します。それぞれの駅では列車から降りて連結作業をご覧いただくことができます。

大井川鐡道HP

とのことです。
僕自身、鉄道にそこまで詳しいわけではないので、最初に大井川鉄道を利用したときに初めてアプト式という言葉を知ったのですが、鉄道好きの方の間では有名なようです。
実際、前に「アプトいちしろ駅」を利用したときも、この連結作業を一目見ようと多くのお客さんがカメラで撮影をしていました。この光景を見たときはなぜ撮影しているのかわからなかったのですが、日本でここでしか見られない連結作業だったのですね。

また、この南アルプスあぷとラインには、「奥大井湖上駅」という駅があるのですが、こちらがとても素敵なところです。接岨湖という湖にかかる橋の上に駅があるので、湖の上にぽっかりと駅が浮いているように見える駅の造りがとても神秘的ですし、接岨湖の水がエメラルドグリーン色でとても綺麗です

鉄道に興味がないという方も、列車自体がこじんまりとしていてトロッコのようで可愛らしいですし、奥大井湖上駅などの絶景スポットもありますので、トーマス号に乗車した際にちょっと足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

寸又峡温泉

千頭駅からバスで約40分の所にある寸又峡温泉という温泉地もオススメです。
こちらの温泉はとろとろの泉質で入浴後はお肌がスベスベになります。宿泊はもちろんですが、日帰りプランを提供されているお宿もいくつかありますので、トーマス号に乗車するついでに温泉でひと浴びなんていうのもアリだと思います(時間的にはややタイトになると思いますが)。
宿泊施設以外にも、美女づくりの湯」という町営の露天風呂があります。シャワーと岩風呂だけというシンプルな造りではありますが、入浴料400円で利用できるので、気軽に温泉を楽しむことができます。個人的には、400円であの温泉を満喫できるなんてとても贅沢だなと思います。

また、寸又峡温泉のさらに奥に「夢のつり橋」という場所があり、こちらもとても綺麗なところです。
寸又川にかかる吊り橋のことなのですが、上記の奥大井湖上駅同様、川の水が本当に綺麗で、エメラルドグリーン色の川の上を吊り橋で渡ることができます。
個人的には、夢のつり橋の方が渓流地で山あいの景色とのコントラストが際立っていてより自然を感じられるので、奥大井湖上駅よりも好みです(奥大井湖上駅は、やはり駅なので、やや人工物を多く感じた印象)。高所恐怖症の僕にとっては、吊り橋自体は結構揺れるためかなり怖いのですが(笑)、この景色を見るためなら我慢できると思うくらいです。

2015年頃に訪れた際の写真です

ただ、一つ難点は、寸又峡温泉入口のバス停からは距離がありますし、散策コース自体も1周約70分の道のりですので、結構歩きます。僕たちが行ったのは約7年前ではっきり覚えていないのですが、かなり歩いた記憶があります(公式HPによると、最寄りの第3駐車場からの往復で90〜120分ほどかかるそうです)。寸又峡温泉に行かれる際はぜひ立ち寄ってもらいたいと思いますが、服装と時間にはご注意ください。

個人的には寸又峡温泉は今まで旅行で訪れた中でもかなり上位にランクインしているので、いつかゆっくり泊まりで来たいなあと思っています。

まとめ

以上、2022年版のトーマス号乗車体験記と、おまけで南アルプスあぷとラインと寸又峡温泉を紹介しました。

本文でもお話した通り、大井川鐵道とさらにその奥の寸又峡温泉エリアは、個人的に大好きな場所ですので、興味を持たれた方は、夏休みの旅行などで訪れてみてください!

今回の記事がトーマス号へ乗車予定の方や乗車を検討中の方の参考になれば嬉しいです!

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