『Think clearly』

Think clearly 読書

おはようございます!ちーたらのママです。

先日、ストレングスファインダー®を受験しましたが、その際強みの10番目に”内省”がありました。

そしてこの強みを最大化するための行動として”深く考える””頻繁に検討する”というものが挙がっていました。元々一人で考えること自体は好きでしたが、日々仕事や家事、育児に追われていると、なかなかゆっくり考える暇もありません。

そんなときに身に付けておくとよい「思考法」として、以前読んだ『Think clearly』のことを思い出し、再度手に取ってみました。そして改めていろいろな気づきがあったので、今日はそのご紹介をしたいと思います!

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あらすじ

執筆者は、スイス人作家のロルフ・ドベリ氏です。本書では”よい人生を送るために必要な「思考の道具箱」”として、ドベリ氏が日々使っている52の思考法が紹介されています。著者によれば、変化が激しい世の中において、たった一つの原理原則を追い求めるのではなく、今生きている世の中を理解するためにはこうした”思考の道具箱”が必要であるとのこと。

今日はその中でも私自身が特に大事だと感じた3つの思考法をご紹介したいと思います。

①必要なテクノロジー以外は持たない

・反生産性の視点で生活を検討しなおす。

反生産性とは、テクノロジーによって、一見時間とお金を節約できているように見えても実際にかかったコストを計算してみた途端に、その節約分が消えてしまうという事実を表しています。

たとえば、プレゼンの際に使うパワーポイント。1回のプレゼンに使う資料のために、何時間(何十時間というケースもあるかも)も費やすが、その間に生み出される純利益はゼロ。さらに、パワポの使い方を覚えたり、必要なアップデートを行ったりと、実際にパワポを使用する時間以外にも様々なコストが発生しています。

共働き世帯にとって、世の中に溢れるテクノロジーを駆使した便利グッズは魅力的に映ることが多いと思いますが、本当にそれらが自分の生活を便利にしてくれるのか?という観点で考えることは非常に大切だと思います。我が家ではこれまで幾度となくルンバの購入を検討してきましたが、反生産性の視点で考えてみると、家にあるコードレス掃除機と箒で十分必要な作業を行うことができていますので、買う必要はないなと考え直したところです。

②静かな生活を大事にしよう

・ひとつのことに長期的に取り組む。

変化が激しい現代においては、慌ただしく生きることを良しとするような風潮があるかと思います。かつての私もそのほうが得られるものが多く、結果につながるのではないかと考えていました。

しかし、本書は、せわしなく動き回ることを控え、何事にも落ち着いて、長期的に取り組むことを推奨しています。その理由として時間をかけることで成長していく要素を挙げています。

たしかに、お金を例に考えてみても、お金を増やそうといろいろな商品に手を出すよりも、時間をかけてある商品に投資を行うことで、数十年後に大きな利益を得られるというのはよく言われるところかと思います。

人生も同じように、一つのことに長期的に取り組むことが、自身の強みをより強くし、生産性を高め、そのことが結果として成功につながるということになるのかもしれないですね。

③自分のポリシーを貫こう

・尊厳の輪をつくる

尊厳の輪とは、どんな事情があろうと妥協できない、個人的な優先事項や主義の明確な領域であるとされています。いわば、自分の人生における基盤ともいえるものです。

キャリアコンサルタントの視点からみると、おそらく誰しもがこの尊厳の輪を持っていると思います。しかしながら、人からどう見られているかといった評価や「こうでなければならない」という思い込みにとらわれてしまい、自分の尊厳の輪を無視して行動してしまう人も少なくないように感じています。

しかし、そのような生活を続けていると自分の人生ではなく、他人の人生を生きることになってしまい、日々モヤモヤ・イライラを抱えて過ごすことにも繋がりかねません。

人の価値観は多様であることから、尊厳の輪を維持しながら生活をしていこうとすると、周囲との摩擦というものも避けては通れませんが、それが私自身であるために必要なことなのだとしたら、自分の尊厳の輪を大切にして、日々を過ごそうと思えるのではないでしょうか。

まとめ 

今日は『Think clearly』についてご紹介しました。

今日ご紹介した3つ以外にも、日々の生活をより良いものにするための考え方がたくさん紹介されています。普段の生活に目まぐるしさを感じているとき、頭の中を整理したいときなど、ぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。各章コンパクトにまとめられていますので、少しずつ読み進めるのにもオススメですよ!

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それでは、また来週♪

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